116ページにいろは堂のおやきが掲載されています。
お取り寄せは、自分で自分に贈るお土産である。by 伊丹由宇
47都道府県の津々浦々から探し出した、知られざる名品、逸品、絶品、珍品がずらり勢揃い。その旨さの秘密を探り出す。(全61品 写真、お取り寄せのデータつき)
<前書きより>
お取り寄せは、一つの食革命である。有効に使えば、自分専用の食デパートを持っているに等しい。すでに日本全国には何万という取り寄せサイトが開店している。最初はちょっと面倒に感じるかもしれないが、ドアを開けば、新しい食生活が待っていること疑いなし。
私は自分の酒の肴は、自分で作る男である。だから毎日のように、スーパーやデパ地下へと出掛ける。しかし、商品が無かったり、高過ぎたり、不味かったりと、散々苦労を重ねてきた。そこで発見したのが「何でも揃う、何でも美味しい、何でも安い」、お取り寄せデパートである。お取り寄せは高いというイメージを持つ方もおられようが、流通を通さないので、その分安いし新鮮だ。値段や送料も、過当競争により値下げ傾向にある。おまけに、いかなる珍味でも検索で発見できるのだから、このドアを叩かない手はない。
私は、自然で本物で新鮮な物を食べて育った。だから、真贋を味わい分ける舌には自信を抱いている。また、全国を旅する機会が多いので、どの町に行っても、まずは朝市の探索を旅の楽しみとしている。お取り寄せは、一種の心の旅であり、胃袋の旅である。全国からいろんな食品を取り寄せているうちに、これは「私の人生の回帰」だと感じ始めた。巷では、子供の頃から普通に食べて来たものが入手困難な時代である。しかし、お取り寄せの向こうには、自分の故郷がある。自然な食品があり、味の過去があり、未来がある。
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